病院や施設に就職して働いていると
結婚・引っ越し・出産によって
キャリアを変えるか諦める方が
おみえになるかと思います。
私の大学の同級生や知り合いが
看護師・保健師に就職した後の動向を見てみると
次の5つに大きく分類できます。
- 看護師を15年以上続けている
- 看護師を数年でやめて専業主婦になった
- 看護師から保健師に転職
- 保健師を15年以上続けている
- 大学院へ入り直し、研究職・教員になった
一度仕事を辞めたとしても
何らかの経験があれば訪問看護師や
ケアマネなどの求人にトライすることは
いくらでも可能です。
次の選択肢が幅広くあるのが
看護師・保健師資格の強みだと思います。
今回は先ほどの分類の「3」、
看護師から保健師に転職する場合のポイントを
詳しく書いてみたいと思います。
保健師とは地域の保健師や
産業保健師のことです。
地域や企業の保健師に転職
自治体や企業の求人を探すには
indeedというアプリで探すのが便利です。
indeedはあらゆる転職サイトからの情報が
集められてきており
給与や場所などの条件を指定して
検索することができます。
他には、ハローワークインターネットサービス
というサービスも使えます。
ただ、ハローワークで探した仕事に応募するときは
ハローワークに利用者登録をしなければならず
紹介状を取りに行く手間も生じるので
要確認です。
あとは次の転職専門サイトで
アンテナをはっておくのも大切です。
>> ジョブメドレー
>> アポプラス
これらは会員登録をしなくても
好きな時に求人情報を見ることができます。
雇用の種類と裏技
雇用の種類は
- 正職員
- パート
- 派遣
の3つが代表的です。
もしあなたが正職員になりたかったとして
次の2つを裏技と考えご紹介します。
- 派遣から正職員を狙う
- パートから正職員を狙う
良い人材であれば正職員への道が
開ける可能性があります。
実際、紹介予定派遣でなくても
派遣先が派遣元に交渉して
直接雇用に切り替えた、
そんなケースを私の勤務先で見たことがあります。
派遣を雇うということは
派遣元と本人の両方への支払いで
(実際には派遣元が本人へ支払いますが)
直接雇用よりも費用がかさむので
派遣先としては直接雇用に切り替える
というのは助かる話です。
派遣元にとっては多少不利益にはなりますが。
また、自治体であれば産休代替で
求人が出ることも非常に多い。
育休中に本人が退職してしまうことは
決して珍しいことではありません。
パートであっても突然正職員になるチャンスに
出会う可能性があります。
医療機関からの転職で困ること3選
医療機関の看護師さんが
自治体や企業に転職した際に困ることは
主に次の3つ。
① 基本的なPCスキルがない
(私調べ)
② ビジネスマナーが不足
③ 上から目線でクレームが出る
これは医療機関から
初めて転職してこられた方々と一緒に働いて
私が実際に感じたことです。
保健師業務では、看護師とは少し異なる
問い合わせ対応があります。
住民や従業員からの問い合わせですね。
医療に限らず、さまざまな制度やお困りごとなど
非常に広い範囲の問い合わせがあります。
電話やメールによる対応が多いことは
予め知っておくと良いでしょう。
慣れでどうにかなる部分もありますが
電話やメールに関しては
対面とはまた別の接遇スキルが必要とされます。
転職するぐらいの人物なら
ある程度の経験を積んでいるということで
ほとんど接遇指導は行われません。
自分で先輩のやり方を見て学ぶか
本を一冊買って読んでみることをおすすめします。
本のテーマは、敬語でもビジネススキルでも
何でも良いです。
子育て中の転職の心構え
子育てしながら転職するときの心構えは
自分の収入や働きたい気持ちだけでなく
子どもの身体的・精神的負担を考える
ということが欠かせません。
出産しても働き続けている方は
実家や家族のサポートがあるかどうかで
働きやすさに大きな差が開きます。
- 自分の培ってきたキャリアを諦めたくない
- たくさん働いて成果を出したい
と考えて、長時間労働を選択したとしても
体力や気力はそう長くは続かないと思います。
何より、負担のしわ寄せは子どもに行きがち。
自分の笑顔や子どもの笑顔は
守れているでしょうか。
子どもは親の言うとおりにしか
生活ができないので
我慢していることも多いです。
子どもが笑顔でなければ
自分が元気に働くことは難しい。
子どもは子どもらしく過ごさせたいし
できれば自分の気持ちや生活には
ゆとりを持って働きたいですよね。
ゆとりがあったほうが
心身ともに健康で長く勤められます。
「少し収入を落としても切れ目なく長く勤めること」
これは意外と大切な要素だと思います。
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まとめ
今回の記事では、
看護師から保健師に転職する場合に
どんなことに気をつければ良いのかを
角度を変えてご説明しました。
良い求人を探しながら、
自分のスキルを高める。
少し面倒ですが、小さな積み重ねが
あとから効いてきます。