健診結果などを使って
将来の疾病罹患を予測できるツールを5つ紹介します。
ツールの文字にURLが貼ってあります。
糖尿病予測ツール 国立国際医療研究センター
職域コホート(J-ECOHスタディ)の健康診断データをもとに、機械学習によって糖尿病の発症リスク予測モデルを構築し、当該モデルに基づき、入力された条件と同等の方が3年以内に糖尿病を発症する確率を表示するオンラインシステム。
脳卒中危険度予測ツール 茨城県立健康プラザ
個人の健診結果を入力することにより、健診後5年間、10年間、15年間に脳卒中やがんなどの生活習慣病で死亡する危険がどの程度なのかを算出するソフトウェア。サイトからダウンロードできる。
Japan Arteriosclerosis Longitudinal Study (JALS)
血中総コレステロールからHDLコレステロールを引いた値である「non-HDLコレステロール」を用いて5年以内に心筋梗塞を発症する確率を推定できる。サイトからエクセルファイルがダウンロードできる。
Check.Change.Control.Culculator(TM) アメリカ心臓協会
年齢、脂質のデータ、血圧、既往歴を入力すると
心血管リスクを計算してくれます。
オンライン糖尿病テスト
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健康診断結果の保健指導場面では
過去のデータ推移、問診票(食習慣、運動習慣、喫煙等)を
確認しながら話をします。
よくあるのは「また呼ばれた・・早く話終わってくれないかな」という
雰囲気をかもし出してくる対象者。
病院であれば会社ほどそのようなことはないと思いますが
本人にとって将来何が一番まずいのか、
もう少しインパクトのある材料があれば良いと思っていました。
上記のツールが実際にどこで使われているのかとても興味があります。
学校の通知表ではないけれど
この予測ツールを使って「将来この病気になる可能性が○%です」と
提示できれば、もう少し危機感を持って
生活を改善出来るのではないでしょうか。
脅すことや相手の気分を害することがあってはいけませんが
数字で視覚化し、さらに面談によって
相手から良い行動を引き出すことができたらいいなと思います。